海外生活 PR

イタリアの滞在許可証

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

海外に住むとなると、必ずしなければならない事の1つにビザ申請がありますね。

イタリアの滞在許可証は、Permesso di soggiornoと言い、イタリア国内からの申請するのであれば郵便局で申請受付をします。

その後、指定の日時に移民局へ行き、申請手続きをします。

今回は、イタリアの滞在許可証(Permesso di soggiorno)の申請の流れについて書きます。

 

申請場所について

日本国籍をお持ちの方であれば、イタリアの滞在許可証(Permesso di soggiorno)の申請は、日本にある在日イタリア大使館での申請、または、イタリア入国後にイタリア国内の移民局での申請の2通りが可能です。

ただし、イタリア入国後、イタリア国内で申請をする場合は、速やかに手続きを行う必要がありますので、ご注意ください。

日本のパスポートだと90日間はビザなしで滞在できますので「90日が過ぎる前にしよう」と思ってしまうかもしれませんが、イタリア入国時点で長期滞在予定の場合は、入国後1週間以内に行うのがルールです。

イタリアでのビザ申請は初めてだったため、日本にあるイタリア大使館に電話をして確認をしました。

まず郵便局へ

イタリアの滞在許可証(Permesso di soggiorno)の申請には、専用のキット(申請書類が入っている物)が必要になりますので、イタリア入国後に申請する場合は、速やかに郵便局へ行って専用のキットをもらってください。

郵便局によっては、切れていて無かったりしますので、何件か郵便局を回らないといけない可能性もあります。

どこの郵便局でもらっても、イタリア全土で同じ物ですので、近くの郵便局に無い時は、隣町へ行ったり、中心部へ行ってもらっても問題ありません。

 

キットをもらったら記入していくのですが、全てイタリア語ですので、語学力が必要になります。不安な方は、弁護士さんに頼んだ方が間違いないです。

滞在許可証(Permesso di soggiorno)の申請には、身分証明書のコピーの他、家の契約書、住民登録書、勤務先との契約書など必要になります。

郵便局で申請受付をする際は、全てコピーで大丈夫ですが、移民局へ行く際は、念のため、原本を持って行くことをおススメします。

 

郵便局での申請は、正直、郵便局員さんによって対応が大きく異なります

全く記入内容を確認しないで受付をする人や、しっかりと内容を確認する人など様々です。

しっかりと内容を確認されると、時には修正するよう言われてたり、他にも書類のコピーが必要だと言われたりする場合もあります。

一応、建前は、郵便局での申請時に全て完璧になって、移民局へ行く事になっているようですが、郵便局員さんもあまり対応したことがない人だと分からなかったりして、だいたいでOKしてくれたりします。

最終的に、足りなかったり不備があっても移民局で対応するので大丈夫です。

 

郵便局で申請受付が完了すると、①A4サイズの移民局の予約表②ビザ申請の支払い証明書③小さい紙の3つが渡されます。

 

①A4サイズの予約表

②ビザ申請の支払い証明書

ビザ代は約€80です。

 

③小さい紙

この小さい紙ですが、実際に滞在許可証(Permesso di soggiorno)のカードをもらうまでは、これが仮のビザになりますので、絶対に無くさないようにしてください。

これがあれば、イタリア⇔日本間の行き来もできます。

ローマやミラノなど人口が多い都市だと、実際に滞在許可証(Permesso di soggiorno)のカードをもらうまで何か月もかかったりしますので、この小さい紙がとても重要になります。

移民局へ

移民局へ行く日は、郵便局でもらった3つの紙を持って行きます。

念のため、書類の原本(パスポートなど)も持って行ったほうがいいです。

当日は、入口でA4の予約表を見せれば移民局の中へ入ることができます。

予約時間は、自動で割り振りがされるので細かい時間が記載されていますが、概ねその時間に行けば多少遅れても大丈夫です。

移民局へ入ったら、受付番号をもらって呼ばれるのを待ちますが、これが結構待ったりします。

ミラノの移民局では2時間ぐらい待った時もありました。

尚、妊婦さん・3歳以下の子ども連れ・お年寄りなどは優先的に対応してくれるので、受付番号をもらう場所で申し出るようにしてください。

 

番号が呼ばれたら、移民局の人が1対1で対応してくれます。

しかしながら、ここでも移民局の人によって対応が異なります。

書類に不備がある場合は、後日再度行かなければなりません。

移民局でも、基本的には、イタリア語しか通じません。英語は本当に少しだけです。

 

再度行かなければいけない場合は、いつ来るべきなのか確認しましょう。

口頭だけでなく、何か紙に書いてもらうようにすると、次回移民局に行くときに証拠となりスムーズです。

 

何も問題なければ、指紋を取って(初回の申請時のみ)この日は終わりです。

ミラノの場合、滞在許可証(Permesso di soggiorno)の受取日は、携帯にSNSで送られてきますので、指定された日時に受け取りに行きます。

 

私の場合ですが、残念ながらこのSNSが半年待っても届かず、移民局に直接言って事情を説明したところ、当日受けるとことができました。

半年ぐらい待っても連絡がない場合は、直接移民局に行って聞いてみるといいです。

 

滞在許可証の受け取り

受け取りの時も、郵便局でもらった3つの紙と身分証明書を持って行けば大丈夫です。

ただ、受け取るのにも受付番号をもらって順番を待つことになるので、当日はスケジュールに余裕をもって行った方がいいです。

必ず滞在許可証(Permesso di soggiorno)を受け取ったら、その場ですぐに確認をしてください。

私は、受け取ったときに、赤ちゃんが泣き始めてしまって、さっと見ただけで滞在許可証(Permesso di soggiorno)を受け取ってしまったのですが、家に帰ってきてよく見ると、なんと、国籍が間違っていました。

恐らくジャマイカ「Jamaica」になってしまっているんだと思います。

日本だと「JPN」の表記になるようです。

私は日本のパスポートを渡しているし、裏面には出生地「Tokyo」って記載があるし、完全に移民局の間違いです。

もう、どうしようもないので、このカードの有効期限が切れるまではジャマイカでいます。

皆さんも、最後の最後まで確認を怠らずに行うことを強くおススメします。