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【実体験|出生前診断(NIPT)】イタリアでの受け方|費用は?保険適用されるの?受けるべき?

【実体験|出生前診断(NIPT)】イタリアでの受け方|費用は?保険適用されるの?受けるべき?
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最近、日本でも耳にする機会が増えてきている「出生前診断(NIPT)」ですが、イタリアでももちろん受けることができます。

今回は、私が実際にイタリアで行った実体験も踏まえ、イタリアでの出生前診断(NIPT)について説明していきます。

【こんな人に読んでもらいたい】

イタリアで妊娠・出産予定の人

イタリアで出生前診断(NIPT)を受けたい人

出生前診断(NIPT)の事を知りたい人

\日本国内で最安値級で受けられる/
新型出生前診断(NIPT)について

出生前診断とは

そもそも出生前診断(NIPT)とは何のことなのでしょうか。

出生前診断(NIPT)とは、母体から採血した血液から、胎児の染色体異常を調べる検査の事です。お腹の中にいる胎児の染色体異常を調べることができます。

100%ではないのですが、99.99%の確率で判断することができるとの事です。

妊娠10週目以降から15週目ぐらいまでに受けることが推奨されているようです。

イタリアでは、出産までに3回は必ずエコー検査をしなければならず、1回目のエコー検査の時期がちょうどこの時期に当たります。

そのため、多くの場合、1回目のエコー検査で医師から出生前診断について説明があると思います。

イタリアでの3回のエコー検査をする時期

1回目:妊娠10週~12週の間

2回目:妊娠19週~21週の間

3回目:妊娠30週~34週の間

この3回は義務ですので、必ず受けなければいけません。また、全て無料で受診できます。

尚、これ以上エコー検査をしたい場合は、私立病院等で自費になりますが受ける事は可能です。

イタリアでの出生前診断について

イタリアでの出生前診断

出生前診断は、イタリアでも義務ではないですが、日本よりも受ける人が多く、推奨されている印象を受けます。(詳しい数字等は分からないのですが、感覚的にそう感じます)

受けるべき?

義務ではないので、受けなくても大丈夫です。

ただ、私自身2回の妊娠時、どちらとも受けています。

1回目は、医師から受診の有無を特に聞かれず血液検査と一緒に出生前診断も受けていましたので、結果を貰うまで気づきませんでした。

2回目は、1回目のエコー検査時に、担当してくれた医師から案内があり、ほぼ受けるでしょ前提で話が進み、気づいたら検査をしていたという感じです。

正直、受けるべきか少し悩んだのですが、あまり考える時間が無く、エコー検査終了と同時にすぐに血液検査をすることになりました。

もし、決めかねている場合は、必ず自分の意思をきちんと伝えた方がいいです。

35歳以上の場合は、出生前診断が無料で受けれるようです。

また、血縁に持病をお持ちの方がいたり、1人目の子が何か症状があった場合なども、無料で診断できるようですので、気になる方は、医師に伝えてみるといいでしょう。

出生前診断の費用

日本では、保険適用外のため、10万円など少し高額になるようですが、イタリアでは、3000円ちょっとぐらいの金額で受けることができます。

私の時は、€26.5でした。(2回目の妊娠時)

イタリアでは、基本的に、ほとんど妊婦検診は無料で受けることができます。

時々、血液検査等で少しお金を払いますが、それでも、出産までに、かかっても数万円程度で収まります。

出生前診断で何が分かるの?

日本では、保険適用外のため、検査機関や病院によっては、検査の内容を選ぶ事もできるようですが、イタリアでは、基本的に「13.18.21トリソミー検査」になります。

2回の妊娠時とも、検査内容は選べませんでしたので、これは恐らく決まっているのだと思います。

日本だと、結果は「陽性」「陰性」「再検査」などで通知されるようですが、イタリアでは、「高確率」「低確率」「再検査」的な感じで通知されます。

1回目の妊娠時の時は、数値のみの表示で、素人が見ても良いのか悪いのか全く分からない状態でした。

結果を渡される時に、医師や看護師から説明があると思いますので、その際に聞いて理解するという感じです。

陽性(高確率)だった場合

最初の血液検査の結果で、陽性(高確率)との判断が出た場合は、イタリアでもその後より詳しい検査を受けることができます。

ただ、その検査は、少し高額になると医師から言われました。

再検査だった場合

実は、私は2回目の妊娠時に、出生前診断の結果で「再検査」と言われました。

その時は、まさかそんな結果があるとは知らなかったため、少し動揺しました。

ただ、その後、すぐに再度血液検査をして、また2週間後に結果を聞く事になりました。

この2週間の間は、色々な事を考えてしまって、少し憂鬱でしたが、その後「陰性(低確率)」という結果を貰いました。

イタリアで出生前診断を受ける流れ

最後に、イタリアでの出生前診断の受け方を簡単にまとめておきます。

①エコー検査をする

イタリアでの妊娠・出産・エコー検査

最初に、1回目のエコー検査をします。このエコー検査なしでは、出生前診断ができません。

病院や担当する医師によって、いつ出生前診断の事が案内されるか多少異なるようですが、概ねこの1回目のエコー検査時、またはその後に話がされると思います。

その後、受けるか受けないかを判断します。

ただ、先に書いた通り、イタリアでは割と受ける事が推奨、もしくは浸透している印象を受けます。

②血液検査をする

出生前診断を受けるとなったら、血液検査をします。

この時に、少しお金を払いますが、日本よりも遥かに安い金額で受けることができます。

結果は、数日後に分かります。

③結果を貰う

イタリアでの出生前診断

結果は、紙でもらいますが、数値が色々書いてあり、正直素人が見ただけでは、少し分かりづらい感じです。

ただ、「高確率」「低確率」といった文字が記載されているので、それは見て分かるかと思います。

数値は、本当に全然分からないので、結果を貰った時に、医師や看護師に聞いてみたりするといいのかなと思います。

実際に受けて思った事

出生前診断は、日本だと「倫理的のどうなのか」や「100%じゃないのにそれで判断するのはどうなのか」など、疑問視する声も多いのかなと思います。

しかしながら、イタリアでは、前もって知れた方がいい、という感覚でいるような気がします。

費用もかなり安く受けれますし、医師からの説明の際も「受けないのはどうして?」と聞かれたりもしました。

そのため、私は「じゃ、受けるか」ぐらいの軽い気持ちで受けました。

正直、結果が「低確率(陰性)」であったので、良かったのですが、もし「陽性」と出た場合、どう対応していったらいいのか、分からないです。

2回目の妊娠時の、最初の結果の時に「再検査」となった事でも、かなり動揺しましたし、その時は、この検査はしなくても良かったのかな、とも思ったりしました。

イタリアでも義務ではないので、受けなくても問題はありません。

私の様に、その場で判断に迷う場合は、一旦保留にして、パートナーの方と相談して決めても良いと思います。

すぐに受けなくても、推奨期間内であれば、問題ないと思います。

\ちょっと内容を見てみる/
新型出生前診断(NIPT)について