「何となくイタリア語勉強してみたいかも」
「スクールに通わずに独学で勉強を始めたい」
「イタリア語にちょっと触れてみたい」
今回は、そんな人のにおすすめの入門・初心者向けのイタリア語の参考書をご紹介します。
【こんな人に読んでもらいたい】
- 少しイタリア語に興味がある人
- 独学でイタリア語を勉強したい人
- まずは参考書を見てみたいという人
イタリア語を独学で勉強できるの?
結論、イタリア語を独学で勉強することは十分に可能です。
独学で勉強する際は、できるだけ明確に目標やスケジュールを設定しておくと良いでしょう。
- 本や参考書選び: 初心者向けの教材やテキスト、どれを使うのかを選ぶ
- アプリの活用: Duolingo、Memriseなどの言語学習アプリやウェブサイトも活用してみると良いでしょう。
- 基礎学習: まずは、基本的な文法ルールや語彙学習を重点的に進めましょう。イタリア語は、決して難しい言語ではないですが、男性名詞・女性名詞・中性名詞が存在します。日本語にない感覚がありますので、まずこの辺を固めていくといいでしょう。
- リスニングと発音: イタリア語のリスニングスキルを向上させるために、映画、音楽、ポッドキャストを聴くのも効果的です。少し慣れてきたら、復唱してみるのも◎です。
- 実践に使う: オンラインコミュニティなどで、他の学習者と交流したり、イタリア人の集まりに参加してみたりする事で実践力を向上させられます。
- 継続可能な学習スケジュール設定: 毎日少しずつでも学習を続けることが大切です。無理の無いスケジュールを立てるようにしましょう。
独学で一番ありがちなのが「参考書を数ページ開いて終わり」というパターンです。
そうならないためにも、最初に、ある程度の目標やスケジュールを立てておくと良いです。
そして、それらは、決して無理の無いように、少し余裕があるぐらいがちょうどいいです。
あくまでも独学なので、自分で自分を律していかなければいけませんので、キツキツのスケジュールだと、継続しずらくなります。
独学で取得するのに必要な期間は?
入門・初心者向けおすすめの本
ここでは、本当にイタリア語ゼロスタートの人でも始めやすい本や参考書をご紹介します。
入門・初心者でも分かりやすいよう、品詞別で勉強でき、イタリア語にはカタカナで読みがふってあるのも、ありがたいです。
日本語で詳しく説明が書いてあるので、基礎を日本語でしっかり理解することができます。
【口コミ】
本当に一からのイタリア語、とても分かりやすい
この構成はとても理解しやすいものでした。図解するなどよく整理されているので、後で見直すのにも便利です。
イタリア語の読み方だけでも5ページも使ってあり、読み飛ばしがちな箇所なので、これは良いなと思いました。
次の若干詳しい入門書に楽に移行できる。
口コミでは、本当のゼロ入門の人におすすめとの声が多かったです。
少し勉強をしたことのある人にとっては、少し物足りなさを感じる所もあるようです。
独学が続けられる様に「学習が続く3つのコツ」を採り入れた入門文法書です。
途中で挫折することがないよう、「難所で立ち止まらずに進める地図」「夢を着実に手に入れる予定表」「さぼることを前提にしたカード」で学習をサポートし、イタリア語を楽しく続けられます。
【口コミ】
かなりゆっくりなペースでやったつもりでしたが1か月程度で一周しました。最初に基本的な文法事項を一通り見る(すべて覚えられなくとも、とにかく一通りやりとげる)ことが新たな言語習得では大切だと思っているので、その目的がストレスなくすんなり果たせてよかったです。
口コミが少なかったので、Google立ち読みにて中身を一部確認できます。
カタカナもあり、すっきりとまとまった印象の本になっています。
基礎からレッスンはじめてのイタリア語
この本は、フルカラーで絵が多く、入門・初心者の人でもすんなり読みやすいです。
著者は、2007年からNHKラジオ・テレビで活躍しているフィオレッティ,アンドレアさんです。
品詞ごとになっており、動詞の活用や使われる場面、ポイント点などもまとまっていて見やすいです。
私の一番最初のイタリア語の本はこれでしたが、薬局で使えるフレーズをそのまま実際に言って使えたのを覚えています。
【口コミ】
イラストもわかりやすく、1ページの分量も少なめなので、文字疲れもしづらいでしょう。
日本語の対訳もあるので、丸暗記しておけば実際の挨拶ではある程度までは使えると思います。
シチュエーションもイラストがあるので分かりやすいです。
ノートをとってかっちり文法を勉強するより、こういうCDのもののほうが実用的でいいです!
イタリア語で最初に初心者が躓くのが、動詞の活用ですよね。
1つの動詞でも、現在形・過去形・未来形などあり、全部で47の活用があります。
最初のうちはこれを覚えるのが大変です。
そんな方におすすめなのが「イタリア語動詞活用ドリル」です。
完全に、動詞の活用だけに特化しています。基本→トレーニング→確認テストといった構成になっているので、何度も同じ動詞の活用を反復して学習できます。
独学で動詞の活用で行き詰っている人は、是非持っておいたほしい1冊です。
実際に、私も持っており、今でも見直したりしています。
おすすめのサイト
イタリア語を独学で学ぶ際に役立つオンラインサイトは数多くあります。以下は、初心者から上級者まで利用できるおすすめのイタリア語学習サイトです。
- Duolingo:Duolingoはゲーム感覚で楽しく学習できる言語学習アプリです。基本的な文法や単語、リスニングスキルを強化するのに適しています。
- Memrise:Memriseは単語やフレーズの暗記に特化したアプリで、ユーザーが作成したコースも豊富にあります。
- Babbel:Babbelは実用的なフレーズや文法、リスニングなどを総合的に学べるアプリで、初心者向けから上級者向けまで様々なコースが提供されています。
- italki:italkiは言語交換やオンラインレッスンを利用できるプラットフォームです。ネイティブスピーカーとの言語交換や専門の講師によるレッスンが受けられます。
- BBC Languages – Italian:BBC Languages – ItalianはBBCが提供する無料のイタリア語学習リソースです。初級から上級までのコースがあります。残念ながら、現在は一部のリングが切れておりますので、ご了承ください。
- Clozemaster:Clozemasterはゲーム感覚で、学習ができるプラットフォームで、単語やフレーズの理解を深めるのに役立ちます。
これらのサイトやアプリは、独学でも楽しくイタリア語を学ぶのに役立ちます。自分の学習スタイルに合ったものを見つけ、定期的な学習スケジュールを組んで効果的に活用してみてください。
もう少し踏み込んで勉強したい人向け
独学だと、毎日本や参考書を見ているだけでメリハリがなく気落ちする時もあると思います。
そんな時に、気分転換におすすめなのが、映画や音楽を取り入れてみる事です。
イタリアの音楽、割とノリのいい曲調の物が多いので、気分転換にはバッチリです。
イタリアの映画
イタリア語を学ぶ際に映画を活用するのはともて効果的だと思います。
映画を通じてリアルな会話や文化を学びながら、楽しみながら学習できます。
ただ、最初からイタリア語だとハードルが高いと感じる方も多いと思いますので、まずは日本語や英語などで見て、その後イタリア語で見るというのも方法の一つでおすすめです。
「ラ・ヴィータ・エ・ベルラ」 (La Vita è Bella) – 1997
日本語訳:ライフ・イズ・ビューティフル
監督: ロベルト・ベニーニ
第71回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した感動的な映画です。日常会話や感情表現が豊富に使われています。
詳細はコチラから。
「イル・ポスティーノ」 (Il Postino) – 1994
日本語訳:イル・ポスティーノ
監督: マイケル・ラドフォード
チリの詩人パブロ・ネルーダと郵便配達員との友情を描いた作品で、日常的な会話が学びやすいです。
詳細はコチラから。
「ニュー・シネマ・パラダイス」 (Nuovo Cinema Paradiso) – 1988
日本語訳:ニュー・シネマ・パラダイス
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
映画館で働く少年と映画監督の友情を描いた感動的な映画で、日常の会話がリアルです。
Youtubeでサウンドトラックが聞けますので、気になった方はチェックしてみて下さい。
詳細はコチラから。
イタリアの音楽
イタリアの歌手は、日本とは少し異なり、グループよりも個人で活動している人の方が多いです。
グループの多くは、バンドグループなので、日本や韓国の様なグループ歌手(アイドル)という人はあまりいません。
また、グループも4名程度が最大です。
日本の音楽とは違い、割とノリのいい曲が多く、日本でも聞いたことがある人も居ると思います。
Youtubeで探せば無料で聞けますので、気になるものがあったら、是非チェックしてみてください。
【最近若者向けの曲】
- Boomdabash, Annalisa – Tropicana
- Takagi & Ketra, OMI, Giusy Ferreri – JAMBO
- Boomdabash, Baby K – Mohicani
- Rocco Hunt, Elettra Lamborghini, Lola Indigo – Caramello
- The Kolors – ITALODISCO
【一度は聞いたことがあるかも⁈な曲】
- Tu vuo’ fa’ l’americano
- Bella Ciao
- Sarà perché ti amo
【イタリアの国歌】
- マメーリの賛歌(Inno di Mameli)あるいは、イタリア人達の唱歌(Il Canto degli Italiani)
イタリアの国歌はポップな感じで、サッカーの試合などでは、観客がスタジアムで一体となって歌っているのが印象的です。
イタリア語のスクール紹介
独学だけでなく、一部イタリア語のスクールに通うのも、一つの方法です。
最初は、独学で勉強を始めても、途中で行き詰ってしまって、進まなくなる事もあります。
そんな時は、学校に通ってみても良いかもしれません。
新しい発見や気づきがあると思いますし、グループレッスンであれば、イタリア語を学ぶ仲間もできます。
イタリア文化会館
イタリア文化会館とは、政府の文化交流機関です。イタリア外務・国際協力省の文化機関として「あなたに一番近いイタリア」をコンセプトに、イタリア文化とイタリア語の普及と、伊日文化交流の振興を目的として活動しています。
語学学習だけでなく、ワイン、オリーブオイル、美術、音楽、映画など、幅広い分野で知識を深めることができます。
≪開講講座≫
- イタリア語総合コース
- 集中コース
- 強化コース
- 会話・リスニング
- 文法・作文
- 読解・語彙
- 検定試験対策
- 子どものためのイタリア語
- イタリア文化コース
政府機関だけあって、受講料金も多くのコースが¥32,000円となっております。
リーズナブルな価格設定なのもありがたいですよね。
実は、私は日本に居た際、一時イタリア文化会館のイタリア語コースに通っていたことがあります。
その時は、クラスに15名程度おり、年齢層は少し高めだった印象です。男女共に半々ぐらいだった記憶です。
東京にありますが、茨城県から通っている方もおりました。
皆さん、「イタリアが好き」という事が共通しており、年齢や経歴が全く違う人とも割と仲良くできていました。
日伊学院
日伊学院は、1984年創立で、使えるイタリア語、話せるイタリア語の取得を目指してレッスンを展開しています。
≪開講講座≫
- グループレッスン
- プライベートレッスン
- 検定対策コース
授業料は、レッスン時間に応じて変動します。
時間・回数 | 料金(税込) |
---|---|
90分×11回 | 39,600円 |
120分×11回 | 52,800円 |
180分×11回 | 79,200円 |
講座は、3か月で1タームとなっておりますので、入学時期にご注意下さい。
日伊協会
日伊協会は、明治期に創立されたいくつかのイタリア研究学会を前身として1940年に設立され、1956年に外務省と文部省が認可する財団法人となりました。
また、公益法人法制度の改革に伴い、2010年に公益財団法人の認定を受けました。
80年近くにわたり日伊協会は、日本とイタリアの両国間の文化、経済の交流と学術の振興を図り、両国相互の理解と親善に貢献するという目的に向かって、多岐にわたる活動を行っています。
≪開講講座≫
- 総合コース
- テーマ別コース
- プロ養成コース
日伊協会の会員になると、少し安く講座を受講できますが、会員でなくても入会金なしで受講可能です。
アカデミア
2006年に創立、イタリア人スタッフにより運営されています。東京の中心地である御茶ノ水にあり、受講生の要望に合わせて柔軟に対応してくれます。
また、講師は全員ネイティブです。
≪開講講座≫
- グループレッスン
- 個人レッスン
- オンラインレッスン
- カスタムレッスン
- 集中プラン
- 文化・特別コース
グループレッスンであれば、¥18,000円~となっております。
リンガビーバ
リンガビーバ・イタリア語教室は1986年の開設以来、豊富な講座を開講しています。
当教室はイタリアで、47年以上にわたりイタリア語教育界をリードし続けているイタリア語学校「Linguaviva教育グループ」と直接の提携関係にあります。
そのため、リンガビーバ・イタリア語教室では、姉妹校のLinguaviva フィレンツェ校とLinguadue ミラノ校、ジュニアのためのサマースクールLinguavivaリニャーノ校への留学のご相談と手続き代行を随時承っています。
≪開講講座≫
- 一般コース
- 集中コース
- 特別コース
- 会話中心コース
レベルが上がるにつれ受講料は高くなりますが、¥40,000円~受講可能です。
最後に
今回は、イタリア語を独学で勉強スタートさせたい入門・初心者向けの本やサイトをメインにご紹介しました。
独学で勉強を進めていくには、無理の無い目標やスケジュールを立てて、コツコツ進めていく必要があります。
ただ、途中で行き詰ってしまったり、続かなくなってしまう事も十分あると思います。
そんな時は、イタリアの映画や音楽を聞いて、気分転換をしてみて下さい。
また、少しの期間だけでもイタリア語の学校に通ってみるのも◎です。