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【海外の歯医者は本当に高い】イタリアでの虫歯治療費用は?1本の虫歯治療費用公開

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イタリアの歯医者では健康保険が効かないため、全額負担となりかなり高いです。

公立病院でも歯医者はあるのですが、予約がいっぱいでむし歯などで緊急の時は私立の歯医者さんに行かざるを得ません。

 

ローマには公立病院の歯科専門の緊急外来があります。(もしからしたらミラノにもあるのかもしれませんが)

ここに行けば、すぐに対応してもらえますが、当日数時間待たされる可能性があります。

私の友人は、当日緊急外来に行って3時間外で待って、やっとのことで診てもらったら、また2週間後来てと言われて、当日は特に何も処置をしてもらえなかったと言っていました。

 

イタリアの歯医者は高いと知っていたので、イタリアに来る前に日本で治療を済ませておきました。

しかし、イタリアに来て僅か3か月で詰め物が取れてしまい、そこからむし歯が進行してしまい、ついに先日、歯医者に行かざるを得なくなってしまいました。

妊娠中に歯医者に行ったのですが、麻酔をしなきゃいけなく、妊娠中は無理だと言われました。

そのため、出産後に再度行ったのですが、残念ながら虫歯はどんどん進行してしまっており、人生で最大の虫歯治療をしました。

そこで今回は、イタリアの歯医者について書きます。

イタリアの歯医者

冒頭にも書いた通り、イタリアで歯医者に行く時は、基本的に健康保険が効きません。

保険証を持って行っても使いません。身分証明書として使う程度です。ですので、全額負担になります。

公立病院の歯医者を受診するには、数週間、下手したら数ヶ月待ちになることがあります。

大体、歯医者に行く時って、歯が痛くなったり緊急度が高いですよね。

なので、待っていられないので、私立の歯医者さんに行くしかないんです。

イタリアにも歯医者さんはたくさんあります。私の家の近くにも4、5軒あります。

恐らく、どこの歯医者に行っても金額はほぼ変わらないと思いますので、家から近くのところでいいと思います。

イタリアだと、歯の治療を他の人に見られないように、1人ずつ予約して個室で治療します。

なので、歯医者に行くと歯医者さんと歯科衛生士さんしかいなかったりしますが、それはその歯医者が人気がないのではなく、その時間に自分しか予約されていないためなんです。

歯医者さんは、どこもかなり綺麗で清潔感があります。外装からもそう感じます。

予約方法

急に行って、たまたま空いていればすぐに診てもらえるかもしれませんが、事前に予約をしておくと良いです。

予約は電話でできます。

イタリア語、スーパー初心者の私でもどうにか頭にある単語を絞り出して予約出来ましたので、決して難しくないと思います。

日本語で言うと

「虫歯があるので訪問したいです。予約できますか。」

これだけ電話する前にちょっと言う練習をしてあとは、時間と名前、電話番号を言ってOKでした。

時間と電話番号は数字を言えば大丈夫ですので、まぁどうにかなりました。

 

歯医者さんによっては、夜遅くまで空いていたり、土曜日の午前中もやっていたりするので、仕事をしている人も予約が取れると思います。

治療までの流れ

まず、最初の訪問では、むし歯の程度をチェックします。

とっても簡単なむし歯だったらすぐに治療してもらえるかもしれませんが、麻酔が必要な場合は、別日に再度訪問し治療をします。

ですので、最初の訪問では特に何もしてもらえないです。

私は数日前から痛みを感じていたので、何かしてもらいたかったんですが、麻酔が必要だともっと長い予約時間が必要だから今日は無理、と言われてしまいました。

なので、痛いままもう1日過ごしました。流石に痛すぎて薬を飲みました。

薬局で処方箋なしですぐに購入できる痛み止めが「okitask」という薬です。

粉薬ですがレモン味なので、大変飲みやすいです。

そして、次の日再度歯医者に行き、ようやくむし歯を削ってもらえました。

しかし、私の場合、神経までやられてたのでもう一回行く必要がありました。

人生で初めて、25分程度ドリル(?)で歯を削っていました。

神経も抜いていたので、今まで見たことがない細いドリルも使っていました。

歯医者さんはとても上手な人だったので、麻酔がきれたら痛くなるかもよ、と言われましたが、全く痛くなりませんでした。

私の虫歯はかなり進行しており、歯茎が腫れていました事に治療が終わってから気づきました。

いつもよりもあごラインがすっきりしており、歯茎もきれいなピンク色に戻っていました。

だって、痛すぎて寝れなくて出血したりしていたので、そりゃ深い所までダメになっていたって事ですよね。

みなさん、ぜひ歯医者には早めに行った方がいいです。簡単な治療であれば少しでも安くすみます。

 

 

私は、一度妊娠中に歯医者に行ったのですが、妊娠7ヶ月で麻酔ができないと言われてしまい、表面だけ直してもらいました。

その後出産をしたのですが、日々の子育てで歯医者に行く余裕がなく、気づいたら痛くなってしまったんです。

ちなみに、麻酔したら6時間程度は授乳できないと言われたので、歯医者に行く前に搾乳をしておきました。

何もなければ赤ちゃんがもっと大きくなってから歯医者に行こうと思っていたのですが、痛みが生じ始めてしまったので、行かざるを得なかったんです。

妊娠中は虫歯の進行が早くなると聞いていましたが、本当にその通りでした。

もう、二度と虫歯で痛い思いはしたくないです。

 

虫歯の治療費用

気になるのは費用ですよね。

一体いくらかかったのか。

 

ずばり€450です。

日本円だと、約5万8千円です。

一本ですよ。

 

高いです。でも、もうどうしようもなかったんです。

痛くて生活に支障が出てきており、これ以上放っておくと歯を抜かないといけないんじゃないかと思うぐらいの状況でした。

 

歯医者さんに最初に言った時、総額を事前に教えてくれました。内訳はこの通りです。

36番の歯の治療をしました。

1回目:レントゲン(€20)

この時は、目視とレントゲンを撮って、どんな治療が必要なのか何回来なきゃいけないのかの説明だけで終わりました。

2回目:虫歯治療(€250)

虫歯を削りました。神経もこの日に抜き、一旦、仮の被せ物をしました。

3回目:歯の形成(€180)

何か問題がないとのチェックと、仮の被せ物をきれいな歯の様に形成し直しました。これで終わりでした。

 

日本の歯医者だと、行くたびにその日の金額を払うとおもうのですが、私が行った歯医者は、イタリアは全部そうなのかもしれませんが、全部の工程が終わって最後にまとめて支払いをしました。

 

最後に

今回、1本の歯に高額な治療費がかかってしまいました。

でも、これは妊娠中に歯の治療ができなかったことが大きく、そのせいで更に悪化してしまいました。

今妊娠中の方、「ちょっとぐらいだから歯医者行かなくていいや」なんて思わず、ちょっとのうちに歯医者に行って直して下さい。

その方が金額も安くすみます。

そしてなによりも、痛すぎて生活に支障がでると、赤ちゃんの面倒を見れないので赤ちゃんが泣いてしまい負のループに入ってしまいます。

海外に住んでいる方で、「日本に帰国した際に歯医者に行けばいいや」と思っている人は多いと思いますが、妊娠されている方は、多少高くはなりますが、現地の歯医者に行っておくことを強くおススメします。

何度も言いますが、歯医者に行く数日前から痛すぎて寝れず、日中も痛み止めなしには生活できませんでした。

皆さんはこうならないように、歯を大切にして下さい。