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イタリアでの妊娠①

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海外での妊娠&出産は、分からないことが多いですよね。

そもそも初めての妊娠で、イタリア語が分からない中での出産は、とても不安でした。

そこで、今回は、イタリアでの出産までの流れについて書きます。

最初に行くところ

イタリアでも日本同様に、産婦人科「ジェネコロジカ(Ginecologia)」へ行くのですが、産婦人科の中でも赤ちゃん専用の施設があるので、そこへ行きます。

公立病院はもちろん、私立の病院でも、教会が運営している所でもどこでも大丈夫ですが、私立の場合は、有料になりますので、ご注意ください。

公立病院は基本、無料です。

「ジェネコロジカ(Ginecologia)」自体の意味は産婦人科になりますので、出産以外の産婦人科に関する病気の際も、行くところは「ジェネコロジカ(Ginecologia)」になります。

「ジェネコロジカ(Ginecologia)」の中でも、赤ちゃん専用の施設は、妊娠3か月から通い始めることができます。

私は初めて行ったのは、既に妊娠4か月になっていたと思います。

予約は、電話のみの事が多いようです。

 

この「ジェネコロジカ(Ginecologia)」のイメージが湧きずらいですよね。

基本、病院の施設内にあるのですが、赤ちゃん専用の産婦人科で、常駐している方はお医者さんになりますが、その人たちがしてくれるのは、検査ではなく、血液検査の結果のアドバイスだったり、今後の流れについてだったり、出産までのサポートをしてくれる場所になります。

ですので、もし何か体調に変化があったり、急な検査が必要な場合は、この「ジェネコロジカ(Ginecologia)」ではなく、通常の病院内の産婦人科へ行くことになります。

日本で言う、「ジェネコロジカ(Ginecologia)」のお医者さんがご自身の担当医にあたるのかな?と思います。

 

イタリアでは出産までに、最低3回のエコー検査をすることが決まっておりますが、このエコー検査をする際は、病院の施設内にある産婦人科に行って、エコー検査を受けます。

ですので、通常診てくれているお医者さんではないです。

毎回違う先生にあたると思っておいた方がいいです。

エコー検査

先ほども書きましたが、イタリアでは出産までに最低3回はエコー検査をしなければならないと決まっております。

日本に比べると、少ないかもしれませんが、この3回は、とっても丁寧にしてくれるエコー検査になります。20~25分程度、診てくれます。

1回目のエコー検査は遅くても13週まで

2回目のエコー検査は20週~23週の間

3回目のエコー検査は29週~31週の間

あとは、毎月行く「ジェネコロジカ(Ginecologia)」で簡単にエコーしてくれますので、毎月エコーで赤ちゃんを確認することができます。

私は日本でエコー検査を受けたことがないので分かりませんが、イタリアではエコーの写真を毎回15~20枚ぐらい印刷してくれます。

 

エコー検査は、事前に受けるべき週が分かっているので、分かった時点ですぐに病院に予約しておくといいです。

公立病院は、数か月先まで予約でいっぱいだったりすので、直前に予約しようとしてもできない可能性があります。

運が良ければ、3回とも同じ病院で受けることができますが、3回とも違う病院になってしまう事もあります。

私は3回とも違う病院でエコー検査をしました。

毎回違うお医者さんなので、不安に感じる方もいる方もしれませんが、とても丁寧に診てくれますし、何も不便もありませんでしたので、安心して大丈夫です。

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血液検査

イタリアでは、概ね毎月一回、血液検査があります。

一番最初の血液検査は、有料でしたが、その後、毎月血液検査&尿検査は全て無料でした。

血液検査の内容も日本と多少異なり、イタリアではトキソプラズマという病原菌の検査があります。

日本では任意のようです。

これは、生ものなど過熱が不十分な物を食べると感染してしまうものだそうですが、日本人はこのトキソプラズマへの抗体はあまり持っていないようです。2~10%ぐらいの人しか抗体を持っていないそうで、私も持っていませんでした。

イタリアでは、生ハムやチーズなど生の食べ物が多くあり、「ジェネコロジカ(Ginecologia)」のお医者さんから、食べてはいけないハムやチーズの種類を教えてもらいました。

 

参考:妊娠中のトキソプラズマ感染 症状と検査、対策について

 

いざ出産

毎月通う「ジェネコロジカ(Ginecologia)」のお医者さんとは、9か月目が最後の検診でお別れになります。

臨月10か月目にも検診がありますが、この時は、出産まじかの人のみが行く「ジェネコロジカ(Ginecologia)」の施設のお医者さんに診てもらいます。

私は36週目の時に行き、次回39週目に来るよう言われましたが、38週目で出産しましたので、1回しか行きませんでした。

ここですることも、特別な事はなく、エコー検査で赤ちゃんの状態を見るだけでした。

 

恐らく、この時に逆子であったりする場合は、手術の日程調整をしたりするのだと思いますが、正常であれば、特別な事は何もありません。

 

 

そして、いざ出産へ。

 

出産の時は、専用の入り口がありますので、事前に産む予定の病院の入り口を確認しておくといいです。

今までのエコー検査・血液検査の結果・健康保険証などを1つのファイルにまとめておいて、病院についたらそれを渡せばOKという状態にしておくと、陣痛で苦しい時もスムーズに事が済みます。

私はコロナ渦での出産でしたので、病院に着いたらまず、コロナの検査をしました。

無事「陰性」となったら、分娩室に移動できました。

後は、頑張って産むだけです!

 

イタリアでの出産①イタリアでの出産までの出来事を書きています。コロナ渦での出産でしたので、病院到着時にはコロナの検査をし、陰性だったので、そのまま出産することができました。...

 

私は日本での出産経験がないため、イタリアの事しか分かりませんが、いつも丁寧に対応してくれて、安心して過ごせました。

日本と比べると検査などが少し少ないように感じるかもしれませんが、個人的には特に不便はなかったです。

これから、イタリアで出産しようと考えている方も、安心して大丈夫だと思います。