「ヨガインストラクター」になるには、必ず資格取得が必要という訳ではありませんが、現在は、多くのヨガスタジオで、ヨガインストラクターに関する何らかの資格を取得している事が条件になっている事が多いです。
私自身、ヨガインストラクターの養成講座(RYT200)を受けてヨガインストラクターになりましたが、資格取得を検討している際は、「短期集中」や「安い所」などで調べていました。
ただ、実際、ヨガインストラクター資格取得後、本当にそれでよかったのか、自分自身疑問に思う事がありました。
ここでは、これからヨガインストラクターになりたい人のために、養成講座を選ぶ際のポイントをご紹介します。
これを参考にして、スクール選ぶに役立ててもらえると嬉しいです。
こんな人におすすめ!
- ヨガインストラクターになりたいけど、どこが良いのか分からない人
- 通信講座やオンラインで資格取得を考えている人
- 何に重きを置いてスクールを選べばいいか困っている人
そもそもヨガインストラクターの需要はあるの?
リラヨガ・インスティテュート(ディレクター乳井 真介)『ヨガジャーナル』日本版調査(2017年3月発表)によると、年1回以上ヨガをおこなっている日本のヨガ人口は発表時点で約770万人、2020年には1000万人を超えるとの事でしたので、2023年の今現在は、更に多い人がヨガをしている可能性があります。
ヨガをする人が増えれば、もちろんインストラクターの必要も出てくるので、今後もヨガインストラクターの仕事はあるでしょうし、むしろ増えていく可能大です。
未経験でもヨガインストラクターになれる?
結論、未経験でもヨガインストラクターの資格を取得すれば、なることはできます。
もっと言うと、ヨガインストラクターの国家資格はありませんので、資格がなくてもヨガを教えることができます。
ヨガインストラクター向けの養成講座は、「未経験でもOK」としているスクールが多いですので、経験が無くても受講し卒業することは可能です。
ただ、未経験や資格がない状態だと、インストラクターという立場で指導するには、少し難しいと感じます。
ヨガだけでなく、何事も経験がないと他人に教えるのには限界がありますよね。
ヨガインストラクターの資格を取得したら、少しでも生徒の立場でヨガをして、それからインストラクターになった方がいいです。
そうすることで、しがちな事だったり、どうしてできないのか、生徒の立場になる事で分かることが出てくると思います。
良いヨガインストラクターの方は、皆さん、よくある生徒さんの行動などをきちんと理解されていますので、生徒さんからの信頼が厚くなります。
養成講座で学んだことをただ言っているだけでは、生徒さんの心に響きにくいですよね。
ヨガ人口が増えている分、ヨガインストラクターの数を増えてきていますので、競争に勝たなくては、レッスンが持てず、稼げないインストラクターとなってしまいます。
たくさんレッスンを持てるようになるには、経験豊富だったり、知識が豊富なインストラクターになった方がいいです。
ヨガインストラクター養成講座を選ぶ際のポイント
ヨガインストラクターの需要があるという事が分かったので、ここからは養成講座を選ぶ際のポイント5つご紹介します。
今は、多くのスクールがティーチャートレーニングコースを設けていますので、スクールを選ぶ際は、1つでも良いので、自分の指標を持っておいた方が決めやすいです。
①安い養成講座でもいい
スクールによって養成講座の金額には幅があります。
仮に全米ヨガアライアンスRYT200を取得するとすると、約40万円程度~60万円程度と差があります。
RYT200は、どこのスクールでとっても一定の基準を満たしていないと取れないので、講座内容には、大きな差はないと考えます。
大手ヨガスタジオ、有名な先生が担当しているとその分高くなったりしているのでしょう。
私は、小さいヨガスタジオで全米ヨガアライアンスRYT200を取得しましたが、みっちり学べて大変満足しました。
スクール選びで迷っている人は、是非、大手のスタジオだけでなく、小さいスタジオにも見学に行ってみるといいです。
安いから悪いのではない可能性が大きいので、インストラクター資格取得コースの金額だけで判断しないようにしましょう。
その上で、自分に合った所を選びましょう。
②短期集中が良い訳でもない
実は、ここのポイントが私が一番重要にしていたことでした。
インストラクターの資格を取得した当時は、会社員として働いていたため、できるだけ短期間で取得できる方が良いと思い、短期集中コースを受けました。
コース内容には満足していますし、スタジオの対応も素晴らしかったですが、短期集中のため、詰め込む感じになってしまい、コースを卒業したら、学習したことがすぐに抜けてしまったような印象を持ちました。
卒業後、少し時間が空いてからヨガインストラクターのオーディションや採用面接を受けに行ったため、記憶を呼び出すのに時間がかかりました。
「短期集中」は一気に集中して勉強できるので、すぐにインストラクターとして働きたい人におすすめですが、そうでない方には、あまりおすすめはしません。
今振り返ってみると、短期間だったため、自分なりに落とし込むことができなかった事が多かったと感じます。
③通信講座やオンラインには限界がある
コロナ以降、オンラインでヨガインストラクターとして働き始めた人も多くいますが、やはり通信講座やオンラインと実際に対面で行うレッスンでは、かなりの差があります。
インストラクターの資格を取るのであれば、可能ならスクールに通う事をおすすめします。
スクールに通えば、養成講座の先生から直接指示を出してもらえたり、筋肉や骨などの動きをしっかり確認できたりします。
ヨガは基本的には、激しい動きはなく穏やかなポーズが多いですが、それでも怪我をする人はたくさんいます。
インストラクターとして、生徒さんに怪我の無いよう指示を出していけるようになるためにも、対面でのレッスンを受けることがベストです。
ただ、どうしても忙しい方や遠方にお住まいで、家の近くにヨガスタジオが無い方もいらっしゃると思います。
その方におすすめなのが、ゼロカラYOGA。
ゼロカラYOGAではライブ講座と動画講座を併用しているので、対面でのレッスンに近い授業を受けることもできます。
尚、全米ヨガアライアンス協会は、コロナの一時的な対策として2023年末まで、オンラインでの資格を取得認めております。
是非、この機会にヨガインストラクターに挑戦してみてはいかがでしょうか。
\2023年末までオンラインのみでRYT200取得可能/
④ヨガインストラクターの資格は何でもいい
ネットで「ヨガインストラクター 資格」と検索すると、全米ヨガアライアンスRYT200・RYT500が真っ先に出てくると思います。
確かに有名ですし、これを取得していれば、基本どのヨガスタジオでも面接を受けることができます。
当時の私も、それが良いと思い、RYT200を取りましが、正直RYT200でなくても別の資格でも良いです。
一般社団法人 日本ヨガインストラクター協会(JYIA)や一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)などが独自に持っている資格もあります。
もちろん、これらの資格を持っていれば、ヨガインストラクターとして働くことは可能ですし、れっきとして資格になります。
ご自身の興味のある資格を取得すると良いと思います。
⑤卒業後の進路
ヨガインストラクターの資格取得は、決して安いものではありません。
ですので、取るからには、卒業後、どのように活かすのかを明確にしておくことをおすすめします。
ヨガインストラクターの働き方は、多様で、正社員だけでなくフリーランスや副業として働く事も可能です。
自分の生活スタイルに合った働き方ができるので、子育て中の方、週末だけ働きたい方などにも、柔軟に対応できるでしょう。
私がヨガインストラクターの資格を取得した時、正直卒業の進路についてあまり深く考えていませんでした。
とりあえず資格を取ることが目的となってしまっており、その後、どう活かしていくかが明確ではありませんでした。
そのため、卒業後、ダラダラとしてしまい、インストラクターのオーディションに落ちたりもし、少し苦戦しました。
皆さんはこうならないよう、是非、卒業後の進路も考えて受講してみてください。
まとめ
今回は、ヨガインストラクターの養成講座を選ぶ際のポイント5つをご紹介ました。
①安い養成講座でもいい
養成講座は金額ではなくて、内容や担当するインストラクターなどを見ること。
②短期集中が良い訳でもない
短期だと自分のものにする時間が足りない場合がある。
③通信講座やオンラインには限界がある
できたらスクールに通う方が良い。
ただ、2023年末まではコロナ渦の特別措置としてオンラインで全米ヨガアライアンスが取れるスクールがあります。興味のある方は、是非問い合わせてみてください。
\2023年末までオンラインのみでRYT200取得可能/
④ヨガインストラクターの資格は何でもいい
全米ヨガアライアンスが有名なので、多くの人がこの資格を取りたいと思うのですが、正直別の資格でも、きちんとヨガについて学べていれば全く問題ありません。
一般社団法人 日本ヨガインストラクター協会(JYIA)や一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)などでも、色々なコースを持っています。
⑤卒業後の進路
資格を取る事が目標になってしまいがちなのですが、重要なのは卒業後、どのように働きたいのかです。
ヨガインストラクターは、正社員・フリーランス・副業など様々な働き方がありますので、自分のしたい進路を見据えて、養成講座を受講するようにしましょう。
是非、皆さんが自分に合ったヨガインストラクター養成講座を見つけられることを願っています。