年間2500万人ともいわれる観光客が押し寄せているベネチア。
私も何度も訪れたことがありますが、何度言ってもキレイでまた行きたいと思える場所です。
そんなベネチアですが、近年は観光客の増加の影響で街が汚いという事が問題になっています。
ユネスコの世界遺産にも認定されているヴェネツィアですが、今年7月にユネスコから「危機遺産」への登録の勧告を受けました。
その理由として「オーバーツーリズム」「気候変動への対策が不十分」という点でした。
これを受け、ベネチアでは、今後ベネチアへの「入場料」をとる方針を固めました。
そこで今回は、2024年から試験的に実施される予定のベネチアの「入場料」について説明していきます。
【こんな人に読んでもらいたい】
今後ベネチアへ観光へ行く人
ベネチアの入場料について知りたい人
いつかベネチアに行こうか検討している人
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入場料について
ここでは、2023年9月現在で発表されているベネチアの入場料について詳しく見て行きましょう。
入場料はいつから払うの?
市政府の発表によると、入場料は2024年に何度かの試験的実施を経た後、2025年1月1日から本格的に徴収される予定です。
現時点で2024年の試験的実施期間の詳細は発表されていませんが、イースター期間や2024年11月などと言われています。
ただ、まだ決定ではありませんので、今後新しい発表がありましたら内容を更新します。
入場料はいくら?
2023年9月現在では、入場料は€5と発表されています。
ただ、今後試験等を踏まえ変更になる可能性はあります。
誰が払うの?
6歳以上が入場料支払いの対象になります。6歳未満の子供は無料です。
また、入場料支払いの対象は、「日帰り観光客」のみとなります。
ベネチアで宿泊する予定の人は、宿泊税をホテルにて払うことになりますので、入場料の支払いは免除になります。
払わなくていい人は誰?
ベネチアに住んでいる人、通勤者、学生、障碍者などは、入場料の免除対象になります。
どうやって入場料を払うの?
2023年9月現在、まだどのように入場料を徴収するのかは発表されておりません。
ただ、登録はインターネットまたはスマートフォンアプリを介して行われることが予想されており、訪問者はORコードを受け取り、観光客は要求に応じて提示する必要があります。
支払い方法もまだ検討中ですが、ウェブサイトまたはアプリを介してオンラインで行うことになるでしょう。
払わなかった場合の罰則は?
入場料を支払わなかった際の罰則は、€300と発表されております。
日本円だと45,000円程度になりますので、かなり高いです。
「日帰り」でベネチアを訪れる際は、必ず入場料を払うようにしましょう。
入場料は主に何に使われるの?
冒頭に書いた通り、ベネチアは近年ゴミ問題に直面しており、毎日3交代制で清掃員が掃除をしても、一夜過ぎるとゴミが溢れてしまっているような現状にあります。
また、ベネチアには毎年何百ものクルーズ客船がヴェネツィアの港に立ち寄りますが、クルーズ船の客は、数時間程度ベネチアに滞在するだけで、また別の目的地へと向かっていきます。
そのため、大量の人が一気に短時間に訪れ、街が汚くなってしまうなどの問題もあるようです。
今後導入される入場料は、主にベネチアの歴史的な旧市街の維持とより高度な清掃をするためが理由とされています。
まとめ
今回は、ベネチアの入場料について2023年9月現在分かっている事をまとめました。
2024年の試験的実施を経て、詳細事項は決定される予定ですので、今後新しい発表がありましたら、この記事も更新していきます。