海外で就職するとなると必ず必要になるのが「ビザ」ですね。
そして「ビザ」取得は簡単ではありませんので、中々仕事を見つけるのは難しいです。
特に、ヨーロッパ圏はそもそも求人自体も、アジア圏と比べると少ないため、更に難しくなります。
それでも、私のように「ヨーロッパで働きたい」という人はいると思いますので、今回はそんな人のために少しでも役立つ情報をご紹介します。
ヨーロッパ圏でも、割と求人を見る国を3つピックアップしてみました。
※この3つの国なら絶対仕事が見つかる、という事ではありません。また、求人によってはビザサポート「なし」の場合もあります。あくまでも、他のヨーロッパの国と比べると少しだけ求人が多い国、というイメージで読んでもらえれば幸いです。
3位:ポーランド
ポーランドは親日の国で、実は日本人向けの求人がある国の1つです。
見かける機会が割とあるのは「日本語教師」と「サポートセンター系」です。
必要な語学力としては、日本語・英語でOKとしている企業が多いようです。
ポーランドでは、日本語を勉強している人もいるため、日本語教師の求人も毎年見かけます。もちろんビザサポートありです。
また、近年では、企業がポーランドにサポートセンターを置くなどしているため(恐らく物価が安いからだと思います)、日本語が話せる人の求人も見かけます。
日本で働いていた会社のヘルプディスクはポーランドにあり、そこで日本語が話せる人の求人がありました。
ポーランドの物価は、日本の4分の1程度ですので、給料もその分安くなりますが、ポーランドで生活していく分には問題はないと思います。
また、他のヨーロッパへの旅行も行きやすいので、旅行好きの人にはいいかもしれませんね!
ポーランド自体も綺麗な場所がたくさんありますし、楽しんで生活することができると思います。
2位:イギリス
ヨーロッパの中でも、イギリス・ロンドンは日本人が多く住んでいる3都市の1つになります。(その他は、パリとデュッセルドルフだそうです)
そのため、必然と求人も多くなります。
日本食レストランをはじめ、日系企業でのオフィスワーク、銀行などかなり求人はあります。
しかし、多くの求人はビザサポート「なし」です。
それでも、何か特別な技術や能力、職歴を持っているとサポートしてくれる企業もあるようです。
私が今まで見たビザサポートありの求人は、エンジニア・金融機関のブローカー(言葉があっているといいのですが笑)・すし職人(経験者)・その他分野での経験者です。
ざっくり言うと、経験者(10年とか)であれば、ビザサポートしてくれる可能性があるかもです。
正直、未経験でイギリスでビザサポートあり、は見たことがありません。
経験がないとダメか。
とあきらめた方、実際にあったこんな例をご紹介します。
主人公は、33歳女性。
年齢的にもイギリスYMSには応募できず、それでもイギリス人のボーイフレンドと一緒に住みたい、でもまだ結婚は考え中。
そんな彼女は、学生時代にアルバイトとして働いていた焼肉店での経験を活かして、イギリスにある焼肉店に出向きます。
「オーナーと話がしたいです」
この時点ですごく行動的ですよね。
その後、オーナーに、ビザサポートしてほしい旨を話しますが、もちろん急に来た、知らない人にビザサポートするわけもなく、追い返されます。
ただ、彼女はどうしてもボーイフレンドと一緒にいたかったので、1回では諦めず、何度もアタックします。
直接出向くだけでなく、メール・電話もしていました。
日本に帰国しても、尚コンタクトを取り続け、ついにオーナーが折れ、ビザサポートを許可することにしました。
この彼女のように、粘り強くアタックすれば、もしかしたら経験があまりなくてもビザサポートしてもらえるかもしれません。
ただ、彼女はのアッタクの方法はとても賢く、ただ「ビザください」ではなく、「私にはこんなアイディアがあります」「入社したらこんな事をします」など、企業研究や自身のPRを上手くしていました。
経験が浅い人です、賢く相手にアピールすれば、もしかしたらチャンスがあるかもしれません。
更に、イギリスには、日本の転職エージェントが何個かあります。ここに登録して求人を紹介してもらう事もできます。
エージェントの場合、既に労働許可書(ビザ)を持っている人や経験者が優先となる場合が多いのですが、一部ビザサポート可能な求人もあったりします。
1位:ドイツ
私の経験と感覚的に、ビザサポートの求人が多く見られるのは、ドイツです。
ドイツでも、デュッセルドルフやケルンなど日本人が多く住んでいる所は、よりビザの取得がしやすいそうです。
ドイツは、都市によって日本人がビザ取得しやすいかどうか変わってくるそうです。
デュッセルドルフって日本に住んでいる人にとって馴染みのある市でしょうか。
正直、私はヨーロッパに住む前は、聞いたことがありませんでした。
ドイツで一番本企業が多くあり、そのため、日本人がたくさん住んでいるんだそうです。
求人も、日本食レストランは常にある状態で、その他日系企業のオフィスワークもたくさんあります。
ビザの取得が割としやすいので、オフィスワークでもビザサポートありの求人も見かけます。
私もドイツではデュッセルドルフに住んでおりましたが、日本の居酒屋やラーメン屋などがたくさんあり、街自体は大きくはないですが、川沿いなどとても綺麗で住みやすかったです。
また、ドイツ人は英語を話せる人が多いため、ドイツ語ができなくても英語ができればOKという求人もあります。
現に、私自身ほぼドイツ語は話せませんでしたが、英語のみでやっていけました。
ドイツの求人を探すのには、Mixbのドイツ版もチェックしてみるといいです。
まとめ
今回は、ヨーロッパの国で割と日本人向けの求人がある国ベスト3をご紹介しました。
どの国でも、やはり既にビザを持っている人や経験者、語学力がある人が優先になることが多いですので、まだビザがない人や経験が浅い人は粘り強く探し続けることが重要になります。
そして、アジア圏と比べるとかなり求人数は減ります。ここは、頭に入れておいてください。
30歳以下の方であれば、ポーランド・イギリス(抽選)・ドイツともにワーキングホリデーの申請が可能です。(ドイツは31歳の誕生日までに申請すればOK)
もし、これに該当すれば、まずワーホリで入国して仕事を探し、ワーホリの期限が切れる前に雇用主に労働ビザの申請をお願いするという方法もあります。
ヨーロッパでの仕事探しは、結構難しく見つからなかったり、時間がかかってしまう可能性はありますが、ゼロではないですので、チャレンジしてみてもいいかもしれませんよ。