海外生活 PR

イタリアで家を購入したい|イタリアで家を買うのにいくら必要?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

みなさんは、イタリアの家って聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。

私は、日本に住んでいた時のイメージと実際にイタリアで生活を始めて知った事とのギャップを感じています。

日本のテレビで見たりした家だと、かわいい色の家(アパート)が並んでいて、綺麗なイメージを持っていましたが、実際にはそうでもないことも多いんです。

そこで、今回はイタリアの家についてご紹介します。

 

イタリアの家事情

イタリアの家は、基本的にリフォームして住んでいくので、日本ほど「新築」物件はありません。

ローマなどでは、遺跡などもあり、新しくビルやアパートを建てる事ができないなどの事情もあるようです。

ですので、築60年のアパートなども多くありますが、リフォームをして住んでいます。

多くは、古いアパートを改装してずっと使用し続けています。

カラフルな色の家で、遠くから見るとかわいいな、と思っても、近くに行くと雨の跡がついてしまっていたり、落書きされてしまっていたりと、やや残念な外装です。

日本だと耐震強度などの問題がありますが、イタリアはそれほど地震は多くないので、ずっと古い建物が残っています。

ただ、時々地震があるので、その時に常にヒヤヒヤします。

 

賃貸

イタリアで賃貸物件を探す際、大きく分けて2パターンあります。

家具が揃っている物件と何もない物件の2つです。

日本には家具が揃っている賃貸物件ってあまりないかもしれませんが、ヨーロッパではこういった物件がたくさんあります。

引っ越す際にも家具などが無ければ身軽に引っ越しできるので、大変ありがたいです。

 

もう一つが、何もない物件ですが、日本のイメージよりも何もないです。

イタリアで何もない物件は、お風呂やトイレ、キッチンまでも無い可能性があります。

つまり、四角い部屋のみです。

トイレとシャワー程度は付いている事が多いようですが、キッチンがない物件は結構あります。

ですので、キッチンを購入しなければなりません。

IKEAなどで安く購入できますが、退去する際に、またキッチンを運ばないといけなくなります。

長期的に賃貸する予定であればいいかもしれませんが、数年程度を考えている場合、キッチン購入は避けたいですよね。

再度、引っ越す際にキッチンを持って行かないければいけませんし、次の家が同じサイズかどうかわかりませんからね。

ちなみに、イタリアの賃貸の契約では4年間契約が多いです。

4年間住まなくても、途中で退去できるので大丈夫です。

ただし、契約書に退去の際は数か月前に連絡することとの記載がありますので、ここだけ守ってくださいね。

 

また、何もない物件の中には、前の人が退去したままの状態にしていると、壁や床など改装が必要な場合もあります。

改装費は大家さんと話し合いで決められると思いますが、改装するにも時間がかかりますので、ご注意ください。

 

この様に、イタリアでは家具付き物件と何もない物件とあります。

借りる際、必ず訪問するようにしてください。

写真と実際と異なる場合も多くあります。

家具付き物件でも、洗濯機がなかったり、食器がなかったりすることもありますので、契約する前に全部確認しておくことをおススメします。

もし、少しだけ家具が足りない場合、中古品でもOKだよ、という人はSubitというサイトをチェック✔してみてください。

大型の物だと、家まで運んでくれる人もいますので便利です。

 

購入

イタリアで家を購入する際は、日本と同様ローンを組むことができます。

まぁ、当たり前ですよね。家は大きな買い物ですから、一括で払える人の方が少ないと思います。

場合によっては、頭金0円で購入することも可能だそうですが、だいたい20~30%程度が通常だそうです。

ただし、ローンを組む手続き代として約100万円程度かかります。

これは、どんな値段の家を購入するのでも変わらない金額だそうです。

そして、もちろん不動産屋さんへの仲介料も発生します。

€15.000までの家だと3%(最低€3.000)、€15.000以上の家は3.5%だそうです。

 

家を購入することになると、

①家の金額の20~30%

②ローンを組む手続き代約100万円(仲介人を挟む場合)

③不動産仲介料3~3.5%

を最初に払わなければいけません。

 

日本も同じ感じでしょうか。(日本での家を購入したことがないので分かりません)

もちろん、最初に払う頭金が多ければ多いほどローン審査も下りやすいですよね。

 

更に、念頭に置いておいてほしいのが、イタリアで家を購入するという事は、四角い部屋を購入するという事です。

つまり、お風呂やトイレ、キッチンは無く、自分で別途購入して入れなければいけません。

また、家によっては、壁の塗装が必要だったり、床の張替えが必要だったりします。

日本のように、家具だけ買えばOKという事は少ないです。

ですので、家を購入する際は、改装費も念頭に入れて検討してくださいね。

予算オーバーで家に何もおけない、なんて事がないように。

新築物件

先に書いた通り、イタリアでは新築物件は日本ほど多くないです。

それでも、新築マンションはあります。

ただし、新築物件は中心部から少し離れた所にある事が多いです。

恐らく中心部はもうスペースがないのでしょう。また、ローマのように遺産が多い所だと建設できないんだと思います。

もちろん、新築物件は他の物件よりも高くなりますが、それでもお風呂やトイレ、キッチンがない事があります。

トイレ(便座?便器?)はあっても、お風呂とキッチンは無い事が多いです。

日本は、トイレ・お風呂はたいてい備え付けですので、ありがたいですね。

 

物件サイト

イタリアで家を探すなら、賃貸でも購入でも下記の2つのサイトは必ずチェックしてみてください。

idealista

Immobiliare

どちらも英語対応していますので、イタリア語に不安があっても大丈夫です。

 

ただし、賃貸の場合、大家さんが外国人を拒むことがよくあります。

外国人は家探しが少し大変になる可能性がありますので、ご留意ください。

私たちも家を探すとき、「外国人はダメ」と何度か言われました。

しょうがないですね。

コロナの影響で家賃を滞納する人も増えてしまって、より外国人に厳しい大家さんが増えてしまったのかもしれません。