2022年5月に、日本とイタリアとの間でワーキングホリデー協定の署名が行われました。(参照:外務省・日伊ワーキング・ホリデー協定の署名)
具体的な開始時期はまだ発表されておりませんが、今後イタリアへワーホリ制度を使うことができるようになります。
- イタリアのカフェでバリスタになりたい
- イタリアで音楽やファッションを学びたい
- イタリアで靴職人になりたい
- イタリア語を勉強したい
- イタリアだけでなくヨーロッパを観光したい
この様な事もしやすくなるかもしれませんね。
現在は、イタリアへ3か月以上滞在するには、留学ビザ・配偶者ビザ・就労ビザなどを取得する必要があります。
今回は、留学やワーホリなどで、今後イタリアへ来たい人向けに、生活していく上で必要なものや便利なもの、知っておくと良い事などをご紹介します。
ちなみに、イタリアに生活していて思うのは、英語はあまり通じませんので、今後イタリアへワーホリで来たいと思ってい人は、今すぐにでもイタリア語の勉強を始めることを強くおすすめします。
【この記事はこんな人におすすめ】
- イタリアの留学やワーホリに行きたい人
- イタリアの生活情報を知りたい人
- ヨーロッパ旅行を安く行きたい人
イタリアのワーホリについて
先に記載した通り、2022年5月に日本とイタリア間のワーキングホリデー協定の署名が行われただけで、まだイタリアのワーホリは始まってはいません。具体的に、いつから開始されるのかの発表もされておりません。
ですが、既にいくつかの情報が出ておりますので、下記にまとめておきます。
年齢と期間
申請時の年齢が18歳以上30歳以下の人がビザを申請できます。
協定書の中には「申請時の年齢」と記載があるので、渡航するときに31歳になっていても30歳で申請しビザを取得していれば大丈夫だと思われます。
期間は1年間になりますので、例えば31歳でイタリアへワーキングホリデーに行ったら、32歳まで居れます。
30代ですと、日本での社会人経験があり、職歴がある人が多いと思いますので、ワーホリ終了後もイタリアへ残りたい場合は、イタリア語力をつけて、職歴をアピールすると、もしかしたら就労ビザがもらえるかもしれませんね。
ただし、協定書内に「滞在する間に在留資格を変更しないこと」を明記がありますので、ビザの種類の変更は、一度日本へ帰国してから行う必要があると思われます。
申請方法や申請料
ビザ申請費用は€116.00です。
まだ、ワーキングホリデーが開始されていませんので、あくまでも参考としてですが、こちらのURLから、ビザ申請料を知ることができます。
気になる方は、ご自身でチェックしてみて下さい。
協定書内には「生計を維持するための十分な資金を持っていること」や「往復航空券(または帰国便を購入できる資金)」が必要とあります。
ワーホリにかかる費用ですが、物価は日本とほぼ同じだと思いますので、ワーホリでバイトをすると考えても、日本でかかる1年間の生活費はあると良いと思います。
ただ、スーパーでは、1つの袋に大量に入って売られているので(kg単位など)、野菜や果物などは日本より安いかもしれません。
例として、イタリアに1年留学をした場合、安くて150万円程度かかるそうです。ここには、学校の費用も含まれていますので、ワーホリで学校に通わない人は、もう少し安くすむでしょう。(参考:イタリア留学情報)
とは言っても、イタリアに住んでいると他のヨーロッパの国へ観光に行きたくなると思います。日本からヨーロッパに行くより遥かに安い金額でヨーロッパ圏内の旅行ができますが、旅行したいと思っている人は、費用は余分に持っていた方がいいです。
仕事
ワーキングホリデーの魅力の一つに、現地で仕事ができることですよね。
協定書内には「合計で6か月未満の期間、イタリアで就労可」とあります。ワーホリの期間は1年ですので、そのうちの半分しか働けない事になります。
ここは、少し残念なポイントですね。
他の国では、ワーホリ期間は全て働いても良いとしている国もあるので、就労メインでイタリアのワーホリを考えている人には、ちょっと残念なお知らせです。
【イタリアで仕事を探す際のおすすめサイト】
- MixB(日本語)
- イタリア掲示板(日本語)
- Subito Lavoro(イタリア語)
- indeed(イタリア語または英語)
- Infojobs(イタリア語)
イタリアでの仕事探しは、決して簡単ではありません。英語はできなくても、イタリア語ができた方が良いです。
イタリアでは、コネが大切だったりして、外国人が仕事を見つけるには割と大変なケースが多いと思います。
日本人は、ローマより北(フィレンツェ・ミラノ・トリノなど)に多く住んでいるので、日本人向けの求人も南に比べて多くあります。
エージェント
イタリアへの留学やワーホリをする際は、エージェントを利用した方が良いと思います。
人気の英語圏と違い、情報が少なかったり日本人コミュニティーが少なかったりするので、頼れる人には頼れる状況を作っておいた方が良いです。
【イタリアに詳しいエージェント】
- Study in Italy(イタリア政府外務・国際協力省の文化機関である、イタリア文化会館が運営する、イタリア留学総合サイト)
- イタリア留学情報(イタリア専門29年のエージェント)
- アドマーニ(スタッフ全員イタリア留学経験者)
- 留学くらべ~る(留学エージェント50社を一括検索できる)
イタリアでの携帯・スマホおすすめ
Simフリーの携帯やスマホを持っていると、イタリアに来てもsimカードだけ購入してすぐに利用することができます。
イタリアは日本よりも携帯代は安いので、安い会社だと€10で100G/月ぐらい使えたりします。
また、ヨーロッパ圏内であれば、普通にそのまま使用することができる場合が多いので、旅行の際にも便利です。
私の場合、携帯ショップの人は割と英語ができる人がいることが多いので、イタリア語と英語を交えながら、無事simカードを買えました。
vodafone
日本人でも聞いたことがある人が多い「vodafone」ですが、ヨーロッパでは今も人気にあり有名な携帯会社になります。
とりあえず、どこが良いのか分からないという人はまずは、vodafoneで契約してみても良いと思います。信頼があり、電波も恐らく一番良いと思います。
ここは公式HPに掲載されている料金で、随時キャンペーン等行っていますので、契約する際に、店頭で聞いてみるのが良いです。
vodafoneは少し高めの設定ですが、それでも€10で20GB使えるので、日本よりも安いですよね。
他のヨーロッパの国にもvodafoneがあるため、ヨーロッパ圏内であれば、追加料金がかからず基本どこでも使用することができます。
WINDTRE
WINDTREも、vodafoneと同様、イタリアでは有名な携帯会社です。
よく年齢によるキャンペーンを行っており、30歳以下だと更に安く契約できるプラン等があります。
※下記は通常のプランです。
2023年1月現在、30歳以下のプランでは€9.99/月で100GBというプランがあります。
留学やワーホリでイタリアに来る方は、これに当たる人が多いと思われますので、安く利用したい方にはおすすめです。
iliad
こちらは、店舗自体はかなり少ないので、契約はオンラインとなりますが、格安の携帯会社です。
vodafoneやwindtreは、どの都市にも店舗がたくさんありますので、初めはこのどちらかの方が何かと便利だと思います。
ただ、イタリアの生活に慣れてきたら格安SIMカードに切り替えるのもありです。
€7.99/月で100GB使用できます。
私自身、このプランで使用していますが、回線も何の問題もなく使えています。自宅にもwi-fiがあるので、正直一か月で100GBも使わないのですが、他のヨーロッパ諸国でも使用できるますし、大変満足しています。
店舗が大型ショッピングセンターなどにしかないので、契約がオンラインで中心となり、少し難易度が高くなりますが、イタリア語ができる方、もしくは友人に助けてもらえる人がいるなら、是非利用してみてください。
イタリアの家探しについて
イタリアで留学に来る人は、学生寮やホームステイなどをしている人もいると思いますが、ワーホリで来る人は、自分で家を見つけなきゃいけない可能性があります。
家を見つけるには、大きく2通りあります。
- 不動産会社に紹介してもらう
- 直接大家さんと交渉する
どちらの方法でもイタリア語が必須になることには変わりありません。
イタリア語が乏しいと、家を見つけるのはかなり大変だと思います。英語ができたら、どうにかなることはあるかもしれませんが、通じないと思っておいた方が良いです。
イタリアでは英語のみだと厳しいです。
一部のサイトは日本語でも対応可能な物件があります。その代わり、そもそも少し高い物件しか紹介していなかったりするので、この点は、ご承知おきください。
【イタリアでの家探しおすすめサイト】
- Immobiliare.it(イタリア語または英語。問い合わせは基本イタリア語)
- idealista(イタリア語または英語。問い合わせは基本イタリア語)
- Subito immobili(イタリア語)
- casa.it(イタリア語)
- Bakeca.it(イタリア語)
- MixB(日本語)
- Euro Esate(日本語または英語)
イタリアでは、ルームシェア・ハウスシェア辺りが1人暮らしするには無難だと思います。
日本の様に1人暮らし用の家もありますが、割と高かったり、家具が揃っていない可能性が大です。
家具だけならどうにかできるかもしれませんが、中には、キッチンやトイレもない場合もあります。
ワーホリは1年だけですので、できれば全て揃っている可能性が高いルームシェア・ハウスシェア辺りを探すのが良いと思います。
私のおすすめは、ハウスシェアです。
3LDKや4LDKの家の部屋にそれぞれ1人ずつ住んでおり、リビング・キッチン・トイレ・バスは共有になります。
個人のプライベート空間もあり、一緒に住んでいる人と仲良くなることもできます。
ルームシェアだと、同じ部屋に知らない他人と寝ることになるので、プライベート空間はゼロになります。その代わり、家賃は安いです。
留学やワーホリで必要なもの
これは、何よりもまず「イタリア語力」です。
イタリアで英語が通じつのは、ほんの少しの場所で基本的には、通じません。
できなくても、どうにか生活できるかもしれませんが、行動範囲が狭まります。
ワーホリで最初から働きたいと考えている人は、日本で勉強をしてからイタリアへ来ることを強くおすすめします。
\まずは独学でイタリア語を学ぶ/
\イタリアで語学学校に通う/
持って来るといい物
上げるときりがないので、今回は100均で購入できて私が日本から持ってきてよかった物ベスト5をご紹介します。
① | 洗濯ネット | イタリアでは見かけないかも。 |
② | 袋止めクリップ | 壊れやすいものが多い。 |
③ | 洗濯ハンガー | 部屋干しでも対応できるのが便利。 |
④ | 携帯スリッパ | 長距離フライトではあった方がいい。 |
⑤ | さいばし | 料理する時、やっぱりさいばしがあると便利。 |
その他にも、日本のドラッグストアで買える薬なども日ごろ使っている物があれば、持って来ると良いと思います。
イタリアのおすすめ銀行
イタリアに住むと必要になるのが、銀行口座です。
イタリアの銀行では、口座維持費と言うものが毎月かかります。口座を持っているだけで、数百円程度ですが毎月引かれてしまうんです。
留学やワーホリの人にとっては、痛い話ですよね。
そこで、おすすめなのが口座維持費がかからないオンライン銀行「Revolut」です。
Revolutとは
Revoultは、2015年にイギリスにて設立され、現在急速に成長しているデジタル銀行の一つです。
アプリは日本語に対応しており、英語が苦手な人でも使えるオンライン銀行です。
口座開設も日本語対応しているの、安心ですね!
メリット&デメリット
メリット | |
1 | 複数の通貨をチャージして保持できる |
2 | 暗号取引、投資などの利用もできる |
3 | 便利な特典を備えたプランあり |
Revoultは、アプリを日本語に変更できるため、暗号通貨や投資なども、日本語ですることができます。
他のオンライン銀行では、できない投資をすることができるので、興味のある人は是非、使ってみて下さい。
デメリット | |
1 | 2023年現在、まだ完全に銀行ではない |
2 | カスタマーサポートが不十分 |
2021年初めには、イギリスの銀行免許とアメリカの銀行認可を申請しましたが、まだ銀行ではないため、預金保護がされません。
ただ、欧州中央銀行からチャレンジャーバンクライセンスを取得しており、徐々に銀行としての役割を果たしつつあります。
カスタマーサポートが不十分であるため、何か起きた際、対応が遅れる可能性があります。
知っておいた方がいいポイント3つ
1.カード発行手数料
カードの発行手数料として、€6.99かかります。2週間程度で自宅へ送られてきます。
2.ATM手数料
月あたり€200/£200までは手数料無料で、それ以降は2%の手数料がかかります。
金額の制限はありますが、回数の制限はありません。
3.新規口座開設時の必要条件&書類
①18歳以上であること
(18歳以下の場合は、保護者のサポートがあれば開設可能。)
②居住国の滞在許可証or自国のID(パスポート等)を持っている事
③スマホ並びに利用可能な電話番号を持っている事
Revoultは、開設時に、滞在許可証・居住国発行のID・自国発行のIDの3種類から選ぶことができます。
いずれかを持っていれば開設できます。
実際に使った感想
現在、イタリアに住んでおり利用しています。
なんの問題もなく利用できていて、嬉しいのはVISAカード機能が付いてくる点です。
他のオンライン銀行では、マスターカードになるのですが、RevoultはVISAカードに対応しているので、ここは個人的におすすめポイントです。
実物カードの郵送も、アプリ内で、いつ届くが事前に通知してくれます。
口座開設時は、身分証明書を写真で送った後、顔写真の撮影がありますので、寝起きなどではしないほうが良いかと思います。
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海外送金なら手数料が安いwiseがおすすめ
wiseは、銀行やネットバンクよりも手数料が安く海外送金ができます。
下記は、日本円で10万円ユーロに変換したい際の受取金額の比較になります。(2023年1月中旬現在)
楽天銀行やPayPalよりも安く送金できます。登録はもちろん、無料で、何か費用が掛かることはありません。
私も海外送金する際は、毎回使用していますが、手数料が安いだけでなく、着金も早く、場合によっては、寝る前に手続きを済ませると、起きたらもう着金されていたりもします。
海外に住んでいる人は是非、wiseを使用して安く海外送金をしてみてください。
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※ここ以外からですと手数料がかかるのでご注意ください。
ヨーロッパ旅行を安く
様々な交通手段を比較する
イタリアに住めば、きっと皆さん他のヨーロッパの国へ旅行に行きたいと思うはずです。
飛行機だけでなく鉄道やバスでの移動も可能です。手段がたくさんあるので、一気に全部調べられると便利ですよね。
そこで是非使ってみてもらいたいのが「Omio(オミオ)」という予約サイトです。
こちらは、ヨーロッパ圏で35カ国以上の目的地と及び10万以上の観光ルートを網羅しており、EU全域の鉄道、バス、飛行機、フェリーなど、出発地と目的地を入力すれば、一気に調べてくれます。
料金・所要時間などで比較できるので、ご自身の都合に合った方法を選ぶことができます。
そして何よりもありがたいのが、日本語対応している点です。
何かった時のために、日本語で予約しおくと安心ですよね。
\ヨーロッパ旅行の予約なら/
より詳しく「Omio(オミオ)」について知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。
ヨーロッパ旅行なら格安航空会社(LCC)がおすすめ
ヨーロッパ圏内の旅行であれば、格安航空会社(LCC)を利用すると費用を抑えることができます。
数時間程度で国間の移動ができるので、多少座席が狭くても我慢できる範囲内です。
ヨーロッパではかなり多くの格安航空会社(LCC)があり、日本よりも浸透しています。
EU圏内の移動は、パスポート検査もないので、かなり楽に飛行機を利用することができます。
しかし、荷物はリュックサイズの物1つのみなどの規制がありますので、日本からヨーロッパに行くような感覚で大きな荷物を持って行かないようにしましょう。
どうしても大きい荷物を持ち込む際は、別途料金がかかります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
日本から欧州への移動ならカタール航空
日本からヨーロッパへの航空チケットは、安くても10万円程度しますし、ハイシーズンですと15万円は最低でもかかってきます。
長距離フライトとなりますので、できればよいサービスを受けれる航空会社が良いですよね。
そこで、おすすめなのがカタール航空(Qatar Airways)です。
カタール航空は、2022年のワールド エアライン アワードで350 以上の航空会社から見事1位にランキングされました。
今回、カタール航空が一位に輝いた理由の一つに、コロナ渦での対応が評価されております。カタール航空はコロナ渦でも、常に30以上の目的地に飛行を続けておりました。
過去にもワールド エアライン アワードを受賞しており、合計7回目となりました。
他にも、客室乗務員賞・キャビン クリーンリネス賞・ワールド ベスト ビジネスクラス エアライン賞なども受賞しております。
まだ、カタール航空に乗った事がない方は、是非この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
\ワールド エアライン アワード1位を体験する/
まとめ
今回は、イタリアへ留学・ワーホリに来た人向けに必要なものや知っておくと便利なものを紹介しました。
今後イタリアのワーホリ情報が発表されたら、こちらも更新します。
それまでは、是非日本でイタリア語の勉強を進めておきましょう。