ヨーロッパでノマドビザは発行している国の一つに「チェコ」があります。
チェコは、物価も安く(その代わり給与も安めですが)住みやすい国の一つです。
特にプラハは、きれいな街で、フリーランスとして働いてチェコに住むのは、最高の選択の一つかもしれません。
そこで、今回は、チェコのノマドビザ(Zivno Visa)についてご紹介していきます。
【こんな人に読んでもらいたい】
ヨーロッパのノマドビザに興味がある人
チェコに住んでみたい人
フラーランスとして海外で活躍したい人
チェコZivno visaとは?
チェコ共和国には「Zivno」と呼ばれるフリーランサービザがあります。
正式名称は「Zivnostenskeho Opravneni」です。
チェコ語で、貿易ライセンス/フリーランスライセンス/ビジネスライセンスを意味します。
ビザ取得には、実際の事業計画があることを証明する必要があります。
フリーランスの英語教師がよく利用しているとの情報もみました。有効期限は1年間で、延長も可能です。
家族も連れて行くことも可能ですが、その場合は、家族分養えるだけの資金証明が必要になります。
チェコZivno visaの条件
Zivnoビザの要件で重要なのは、チェコ共和国内で活動するために貿易ライセンスを持っていなければならないことです。
貿易ライセンスが必要な仕事のリストを確認して、自分の仕事がそれに含まれているかどうかを確認してください。
【貿易ライセンスを申請に必要な書類】
- 有効なパスポート
- 完了した申請書
- チェコ共和国での住所
- 取引タイプ
- 犯罪歴調査
- 手数料 1,000 CZK (6,000円程度)
書類はすべてチェコ語に書かれる(または翻訳される)必要があります。
オンライン申請後、3-5日程度で、ビザ申請に使用する一時的な貿易ライセンス番号が届きます。
その後、ビザの申請をします。
チェコZivno visa申請の必要書類
日本人は、日本国内にあるチェコ大使館から申請をする必要があります。
※2023年5月2日から、ドレスデン(ドイツ)のチェコ総領事館で、シェンゲン圏内で唯一、短期と長期のビザや滞在資格を申請できる場所になりました。
(参照:ドレスデンのチェコ共和国総領事館)
【ビザ申請に必要な書類】
- 有効なパスポート– 過去10年以内に発行され、空白のページが 2 枚あるもの
- 目的証明– チェコ共和国でフリーランスの仕事を行うための貿易ライセンス
- 宿泊施設の証明書-滞在期間全てカバーされている必要があります。
- 124,500CZK – 銀行口座に少なくとも 124,500 CZK (75万円程度) が必要です。
- 犯罪歴証明書– 出身国または居住国で発行および公証されたもの
- 医療保険の証明書– チェコ共和国で医療保険に加入している必要があります
- 申請書
- ビザ手数料:15,700円程度(参照:在日チェコ共和国大使館HP)
申請後最大で120日程度、審査に時間がかかることがあります。また、書類はチェコ語での記入が必要になりますので、翻訳者などに頼むと良いかと思います。
在日チェコ共和国大使館にて専門の翻訳者を見つけることができます。
チェコZivno visa取得までの流れ
ステップ1:オンラインでトレードライセンスの登録
ノマドビザの申請のために、最初にトレードライセンスが必要なので、オンラインにて申請します。
【必要な書類】
- 有効なパスポート
- トレードライセンスの申請書
- チェコでの滞在先証明書
- 無犯罪証明書
- トレードタイプの選択
ステップ2:ビザの申請
日本にある在日チェコ共和国大使館もしくは、ドイツ・ドレスデンにあるチェコ総領事館にて申請をします。
この時に、申請料の支払いも必要になります。
ステップ3:申請結果待ち
90日~最大120日程度かかるとの事です。
ステップ4:チェコへ入国
入国後3日以内に、外国人登録を行う必要があります。
完了後、現地のトレードライセンスオフィスに行き、正式なトレードライセンスを取得します。
チェコについて
ベストシーズン
チェコは11〜3月くらいまではかなり寒いです。5〜9月くらいがプラハのベストシーズンです。
私は9月に行きましたが、天気も良く、とてもきれいな街並みでした。
公用語
チェコ語です。
チェコ語は文法が大変複雑で世界で最も習得が難しい言語の1つといわれています。
印象としては、割と英語が通じるので、プラハなどの大都市では、チェコ語ができなくても、どうにか生活できる感覚を受けました。
まとめ
チェコの物価は安いので、ノマドワーカーとしてある程度の収入があれば、生活には不自由なく暮らせます。
プラハはかなりの大都市となっており、また、アジア料理のお店などもあります。
日本人経営のレストランも、プラハの中心部で見ました。
最近は、日本人の留学することがも増えてきているそうです。
興味のある方は、在日チェコ共和国大使館へお問い合わせください。