留学したいけど、どこの国が良いのか分からない。
少しでも費用を抑えて留学したい。
現地の治安が不安で、留学に踏み出せない。
留学前は、色々と考えてしまう事がありますよね。
そこで、今回は、ヨーロッパ留学とアメリカ留学を比較して、どちらが自分に合っているのかチェックしてもらいたい思います。
どちらもメリット&デメリットはありますので、一概に「こっちがいい」とは言えません。
ご自身の目的や予算等に応じて、留学先を決めていくと良いと思います。
【こんな人に読んでもらいたい】
留学先で悩んでいる
ヨーロッパ留学も気になる
概算の留学費用が知りたい
ヨーロッパ留学メリット3選
ヨーロッパは、国によって条件がことなりますので、興味のある国について、別途調べてみる事をおすすめします。
①学費無料の国がある
『ヨーロッパ留学』と聞くと、高いイメージを持つ人も多いかと思いますが、実はノルウェー・アイスランド・ドイツなど、ヨーロッパの国の中には、無料で行ける所があります。
特に大学や大学院への留学であれば、日本と比べるとかなり安い金額で行けます。
国籍が、EU圏と非EU圏では、学費が異なる場所もあります。
私の夫が通っていたイタリアの大学では、EU圏と非EU圏で学費の差がありました。
もちろん、非EU圏の人の方が学費は高くなります。
それでも、年間数十万円程度です。(学校・学部により金額は異なります)
②語学+α
ヨーロッパ留学の魅力の一人は、語学を学ぶだけでなく、芸術・音楽・スポーツなどその他他の事を学ぶための留学が充実している点です。
実際に、ドイツに居た際、ドイツの音大に行っている人、ドイツへサッカー留学をしている人などに会いました。
ヨーロッパならではの事を学びたい人には、是非トライしてもらいたいです。
③現地就職も夢じゃない⁈
ヨーロッパの国では、学生ビザの期間分だけ、就労ビザの期限を貰える国もあります。
留学後も現地に残り、就職も目指したい人には、嬉しい事ですよね。
また、技術職(エンジニア・医師など)であればEUブルーカードの取得もできる可能性があります。
EUブルーカードは、5年後には長期滞在用の許可証(永住権に値する)の申請が可能で、それを持っていればEU圏内のどこの国でも滞在することができます。
⇒EUブルーカードについて詳しく知りたい人はコチラ
その他にも、ヨーロッパ留学をすれば、他のヨーロッパの国への旅行が行きやいので、色々な国を訪れる事も可能です。
ヨーロッパ留学デメリット3選
ヨーロッパ留学のメリットが分かったところで、次にどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
デメリット①孤独を感じやすい
ヨーロッパ留学では、日本人と会う機会が少ないため、何か困ったときなど、全て一人で行わないといけない事もあります。
また、日本人の友人ができても、留学期限が異なれば、相手が先に帰国してしまい、孤独になりがちです。
実際、私がイギリスにいた時、孤独に耐えられなくて帰国した人は、何人も見ました。
デメリット②言葉の問題
ヨーロッパの英語圏だと、イギリスが代表的だと思いますが、イギリスはもちろん、ブリティッシュ英語です。
日本ではアメリカ英語が主流なため、最初は聞き取れず苦戦する人も多いです。
また、その他のヨーロッパ国は、そもそも英語圏ではないため、その国の言語ができないと生活に支障が出て来る場合があります。
特に、家を借りる時、銀行口座開設の時など、生活する上で、語学力が必要になる事が度々あります。
デメリット③ビザ取得が難しい
ヨーロッパの国の中では、ビザ取得が厳しい国も多くあります。
特に、イギリスは英語圏であるため人気が高いですが、実際ビザ取得は厳しめです。
もし、ヨーロッパの国であれば、どこでもOKという方であれば、「ノマドビザ」について調べてみるといいです。
フリーランスで条件以上の収入があれば、取得できます。
コロナの影響で、ヨーロッパの国でも「ノマドビザ」を発行し始めている国が増えています。
興味のある方は、下記の記事もチェックしてみて下さい。
アメリカ留学のメリット3選
では、次にアメリカ留学について見ていきましょう。ヨーロッパ留学とは違った良さがアメリカにはあります。
メリット①選択肢が幅広い
アメリカには4,000を超える大学があるそうです。日本の大学・短大数はおよそ700校のため、アメリカは進学先の選択肢が多いと言えます。
多くの有名な大学もアメリカにありますよ。
多くの大学があることで留学生も集まりやすく、その分、語学学校もたくさんあります。
学費や期間など自分に合った学校を見つけやすいです。
メリット②世界各国の文化に触れられる
アメリカには、世界各国から留学生が集まってきます。そのため、必然と異文化に触れることができます。
様々な考えや文化に触れる最高の場でもあります。
メリット③アメリカ英語を学べる
イギリス英語、オーストラリア英語などありますが、現在のところ世界の共通語はアメリカ英語です。
標準的な英語を学べる点は大きな魅力です。
アメリカ留学のデメリット3選
では、次にアメリカ留学のデメリットを確認しましょう。
デメリット①留学費用が高い
学費・生活費は、カナダやオーストラリアなどと比べると、高くなりやすいです。特に、都市部は高額になりやすいです。
例えば、1か月語学学校に通った場合、概ね学費だけで20万円程度になります。
それにプラスして、航空券・保険・滞在費などがかかってきますので、決して安いとは言えませんよね。
(参考:school with「期間別アメリカ語学留学の費用まとめ」)
デメリット②車社会
都市部ではない場所に留学する場合、車がないと移動できない場所があります。
不安な場合は、滞在先を学生寮やホームステイを選ぶことをおすすめします。
私は、カナダの留学でしたが、最寄りの駅まで徒歩30分でした。
バスも30分に1本程度しかないため、バスを逃すと遅刻してしまうので、毎朝かなり余裕をもって登校していました。
デメリット③治安が悪い
ご存知の通り、アメリカは銃社会です。
何か事件に巻き込まれる可能性もありますし、夜間の一人での出歩きには、注意を払った方がいいです。
路地裏など、昼間でも人通りの少ない場所は行かないようにした方がいいです。
⇒詳細を知りたい方は、コチラアメリカの治安情報も合わせてチェックしてみて下さい。
ヨーロッパとアメリカ留学メリット&デメリットまとめ
下記にそれぞれのメリット&デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
ヨーロッパ | 学費無料の国がある | 孤独を感じやすい |
語学+α | 言葉の問題 | |
現地就職も夢じゃない⁈ | ビザ取得が難しい | |
アメリカ | 選択肢が幅広い | 留学費用が高い |
世界各国の文化に触れられる | 車社会 | |
アメリカ英語を学べる | 治安が悪い |
どこの国を選ぶにしても、メリットもデメリットもあります。
どちらの方が、より自分の目的に近いのかを確認して留学先を選ぶと良いです。
ヨーロッパとアメリカ留学の費用比較(概算)
あくまでも概算にありますが、ヨーロッパとアメリカ留学にかかる費用を下記にてまとめてみました。
また、ヨーロッパ圏は英語圏以外の国が多いですが、今回は、英語圏のみで比較しております。
申し込む学校・コース・滞在方法で異なるため、今回は以下の条件で計算しました。
【期間】1か月
【学校の種類】語学学校
【週の授業数】一般英語コース(20~29時間)
【滞在方法】ホームステイ(1日2食付き)
国 | 概算金額 | 通貨レート |
アメリカ | 75万円 | $1=125円で計算 |
イギリス | 60万円 | £1=166円で計算 |
アイルランド | 55万円 | €1=136円で計算 |
マルタ | 50万円 | 上記に同じ |
上記はあくまでも概算になります。
費用の内訳を知りたい方は、留学費用の概算を参照ください。
留学先選びのポイント3選
私自身、留学やワーホリを経験し、その経験から、どんな事をポイントとして国を選ぶと良いのか、3つご紹介します。
ポイント①何を伸ばしたいのか
「留学=語学力」を思われる人が多いと思いますが、それだけではありません。
語学力+α(音楽やスポーツ)を目指しているのか、語学力ではなく、その国の文化を知りたいのか、など、「どうして留学したいのか」という根本的な理由をもう一度確認してみると良いでしょう。
そうすることで、より自分の目的が明確になり、最適な国が見つかる可能性が高くなります。
ポイント②どういう環境がいいのか
留学後、「生活環境」はとても重要になります。
日本人の有無だけでなく、留学する都市、滞在方法、どんな学校なのかなど、色々あります。
細かいことかもしれませんが、希望があるのであれば、それも留学先選びの軸に加えるといいでしょう。
ポイント③留学後どうしたいのか
留学に行く前から、留学後の事を考えるのは、難しいかもしれませんが、最終目標まで見据えておくと、より、留学期間を充実できると思います。
もし、留学中にモチベーションが下がっても、その後の目標があれば、頑張れる可能性が大です。
まとめ
今回は、ヨーロッパとアメリカ留学のメリット&デメリット比較を主に、費用の比較、留学先選びのポイントを紹介しました。
下記にて、今一度全ての比較を載せておきます。参考になれば幸いです。
メリット | デメリット | |
ヨーロッパ | 学費無料の国がある | 孤独を感じやすい |
語学+α | 言葉の問題 | |
現地就職も夢じゃない⁈ | ビザ取得が難しい | |
アメリカ | 選択肢が幅広い | 留学費用が高い |
世界各国の文化に触れられる | 車社会 | |
アメリカ英語を学べる | 治安が悪い |
国 | 概算金額 | 通貨レート |
アメリカ | 75万円 | $1=125円で計算 |
イギリス | 60万円 | £1=166円で計算 |
アイルランド | 55万円 | €1=136円で計算 |
マルタ | 50万円 | 上記に同じ |